嗚呼、ところで其処に浪漫はあるのかね?

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<<   作成日時 : 2008/08/26 23:21   >>

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 お金の僕である女編集長。
 仕事だけが生きがいだったが、突然振って沸いた婚約者、その男は財閥の坊やだった。
 というのが前回の設定だったな、うん。
 追加設定をいくつか。

1.名前
 三枝鶫が人前でこの名前を使うことは滅多にない。
 偽名の美津枝つぐみを使用する。
 出雲酪志は業界関係者でも一部の人間しかその正体を知らない。

 本名:三枝鶫(さえぐさつぐみ)
 秘書:美津枝つぐみ(みつえだつぐみ)=三枝鶫本人
 編集長名:出雲酪志(いずもらくし)=デモクラシーから

2.雑誌名
 浪漫倶楽部。
 何でもありの雑多な雑誌社で、編集社名も浪漫倶楽部である。
 編集長と秘書、数人のゴーストライターを抱え、いつでも刷新、ネタがなければ休刊といういい加減な経営をしている。
 色物的な内容が多いことから、業界人の間では三流と蔑まされている。
 こんな所に入ってくる記者はかなり身を崩していたり、何らかの事情を抱えている者ばかりであるから、編集長の正体に関してはあまり注意を払われていない。

3.様子
 着物はまったく着ないが、西洋かぶれというわけでもない。
 シンプルなシャツにズボンという比較的、男性スタイルで取材に行く。
 あまり動かなくてよい時はスカートも着用するが、野暮ったい足元まであるようなスカートは決して履かない。
 膝くらいまで出すときはストッキングを愛用している。
 冷え性であることかららしい。
 赤い蝶ネクタイに白いブラウス、スカート、もしくはズボンというのが基本スタイル。
 家で過ごす場合、単の和服を着用する。
 寒い時、家の中で過ごす鶫を見れば、洋服の上から和服を羽織った変な格好の娘が見れる。
 
4.顔
 女らしさよりも、生き残ることに必死であったため普段から化粧はあまりしない。
 髪も面倒とばかりに耳元辺りで切り揃えている。
 美少女と言うには目がお金と取材に傾倒しており、実際には目が鋭いという形容が当てはまる。
 16の時に雑誌編集の仕事に入る。
 文章を書くのが得意であったため、おじの代わりに代筆することが専門になった。
 取材して書きとめたメモから内容を把握し、記事を書き上げる。
 まるで現地で見てきたかのように文章を纏め上げる才能から、おじは取材に専念するようになる。
 記者、出雲酪志はこの後、単独で記事を書くようになる。
 それから数年、おじは無くなり、鶫は小さな雑誌社を継ぐ。
 殆ど何もない所からのスタート。
 数年で浪漫倶楽部は業界切っての色物雑誌社へと成長を遂げていた。
 
5.支える人
 元公家である三枝の家にも奉公人はいる。
 没落してから、使用人の多くは辞めているし、三枝の家にはもう何もない。
 ただ、一人の老女が給金は貰わず、たった一人きりになってしまった三枝家の令嬢を世話している。
 他にも何人か、そういった支援をしているのだが、鶫はそういうことをまったく把握していない。
 すべて老女が管理をしているのだ。
 名前は科(しな)、六十くらいだろうか。
 三枝家の落ちた天秤を浮かび上がらせようと、工作したのが科の仕業であることに鶫は気がつかない。

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